仮置きしたマイクにマイクケーブルをつないでいきます。準備してあるルーティング図どおりにケーブルをつないでいくだけではあるのですが、ここで間違ってしまうと大きく時間をロスすることになってしまうので、慎重に一つ一つつないでいくようにしましょう。
複数人で作業する場合はマスキングテープを使うと一気に楽に
マルチマイキングをつかったレコーディングや複数パートを一発録音するときは、ケーブルに直接マスキングテープで接続先を明記してあげるようにすると手の空いている人に協力をお願いできるようになります。
XLRケーブルのメス側にマイクの名前、オス側に接続先の場所の番号などを書くようにするとよいでしょう。
マイクケーブルの取り扱いで注意したいポイント
複数のマイクケーブルが重なっていると、ケーブルがコイルとして作用してしまい、ノイズの原因になってしまうことがあります。
そのため、なるべくマイクケーブルが重ならないように配置をして、どうしても重なってしまう場合は十字の形に交差をするようにしましょう。
見た目としてもすっきりしますし、何かトラブルがあったときにも辿りやすくなるので、ちょっとしたことではありますが心に留めておくようにするとよいでしょう。
心得チェックポイント
- 作業を急ぐよりも確実に目的の場所に結線するようにしましょう。
- マイクの本数が多いと、ついケーブル類もごちゃごちゃとしてしまいがちです。音質に影響してしまうこともあるので、整理整頓を心がけましょう。